私は最近自分の人生を振り返ってやり残したことややりたかったことは何だったのか考えることが多い。これは50代の人ならば、そんな思いをもつ人は多いのではないかと思った。
私の場合は、まず「法律関係の試験を受験する」である。
法学部を出たからといって、弁護士や司法書士になるわけではない。私の同僚や先輩も法曹界に進まない人が多かった。
でも、在学中はそこまで試験を考えることはなかったが、卒業後時々、試験に挑戦しようかと思ったことが何度かあった。
私の場合は海外にいたから、試験に臨むためにそろえる参考書や学校への登録することに困難があった。何度か思い立っては時が過ぎていったような気がする。
ただ、本当に弁護士や法曹の道に行きたいとう思いがあったら、あらゆる手段を使っても、勉強していたのだから、意思や心の問題だろうと思う。真剣に考えていなかった証でもあろう。
どちらかというと「法律」を研究するタイプであり、試験のために面白くない分野も丸暗記したり、過去問を解きまくるタイプではなかった。
時に法律のことに触れると、やはり学生時代の思い出がよみがえり面白い。しかし、それを試験の勉強のために多くの過去問を解いていく作業にはやや慣れなかった。
結局私は韓国で大学の教育関係の道を選ぶ。しかも法律とは関係のない分野である、文学や文化、言語である。とりあえず、博士号を取得し、現在は契約の期限はあるものの大学では副教授の肩書がある。
ただ不思議なもので、大学での専攻は忘れることがないのだろうか。現在も憲法の書籍を読んでみては、憲法の問題を考えたりしている。
大学の講義でも「日本の憲法の問題」を教えたりすることもある。最近は韓国で戒厳令は発動され、日本の憲法に明記がなことにこの問題を日本の憲法の問題として考えるようになった。
法律とは離れることができないのであろう。
学問か資格かの選択でもあるのだろうか。
二つ目が海外の留学だ。いやあなたは今韓国にいるではないかと問う人もいるだろう。
この留学の意味は「英語圏」の留学である。
英語圏には旅行、短期の滞在はある。が、正式に大学の単位を履修し卒業することはない。
これは、大学の進学の希望も外国語にあった。外国語を学べる環境がほしかった。そのために、大学進学を選んだ。しかし、大学は単位を取るのにたいへんで、留学までは力を注ぐことができなかった。卒業後もそれだけの資金はなかったことが留学の道に進めなかった理由でもある。
そして時間が過ぎた。
英語圏の留学特にアメリカ、カナダの大学を調べたこともある。当たり前だが、留学費用は馬鹿にならない。
一度は家族で移民まで考えたことがある。しかし、結局は実現しなかった。
でもいつかはと思いつつ、50歳を過ぎた。今は移民はしなくてよかったとも思ったりするが、留学は若いときにするべきだったと思う。
すべてに「とき」がある気がする。
「留学」も時があるようだ。これを読んでいる若い20代30代の人は、ぜひ機会あれば、留学をしてみてはとアドバイスをしたい。
英語をまなぶだけでなく、異なった文化に触れるという経験が、その後の人生に大いに役立つと思う。
それでも私は韓国で大学院を卒業した。それまでの経験は宝にはなっている。
ただ、もし時間とお金の余裕があれば、やはり英語圏に留学したい。留学でなくても、ワーホリでもいい。体力さえあればという条件だが。
最後に社会経験である。
これは日本での会社(大手の企業)に勤めるという経験だ。
私は卒業後、アルバイトをして韓国に来た。日本での社会経験はアルバイトだけだ。
日本の企業に3年くらいは勤務したかった。この経験は海外にいて必要だ。
そのためにも、もし50代で機会があれば、日本の企業でなくても、社会で働くことを今年頭に置いている。それは自分の成長のためだ。
今はこれからの人生設計を考えている。
まず3年ほどは、どんな職でもいいから、日本での仕事にチャレンジしたい。
そして、法律の勉強をしつつ、留学を成功させる。
こんな思いをもって過ごしている。20204年もあとわずか。
20205年の1月に日本の旅をする。
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