100年時代。
50歳に差し掛かると、いろいろな変化が訪れる。
自分の身体の変化。体力の衰え。業務や人事。子供の進学。親の介護など
40代または50代は非常に多くの変化や負担を背負うことになる年齢だ。
また40~50歳は体と心の変化の時期であるといわれる。
特に自律神経が乱れ始めるのが思春期の10~20代と、この40~50代という。(小林弘幸『眠れなくなるほど面白い自律神経の話』)
中高年の身体と心の変化
自律神経は加齢によっても大きくその影響を受けるという。
『眠れなくなるほ面白い自律神経の話』では
”40代くらいになるころから急激に副交感神経の働きが衰えはじめ、交感神経優位の状態に偏りがりになっていきます。交感神経が優位になると血流が悪くなり、全身の機能が低下してしまう。”
と述べる。
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さらに筋肉の衰えや血流が悪くなり栄養が供給されなくなる。また女性の場合は心身にも不調を感じやすくなるというのだ。動悸やイライラ、などホルモンのバランスが変化するのがこの時期。
加齢によって休んでも疲れが取れなかったりする。これは自律神経の乱れからくるものだった。
これらの身体と心の変化に対応するための方法は色々考えれるが、まずは推奨したいのが、規則正しい生活。まずはこれにつきるかもしれない。
簡単に言えば、夜は早く寝て、朝は早めに起きる。これだけでも、ずいぶん体調は違ってくると思う。
体調はこれでよしとして、では「メンタル」はどうするか。
この歳になると、自分の将来や老後だけでなく、子供の進学、就職、親の介護、職場の責任、さらには定年退職。といったいろいろなことが降りかかってくる。
そこで今回おすすめしたいのが、「書くこと」である。
これは「自分を見つめる」という作業においてかなり友好的だと思われるからだ。
私は日記を30年ほど続けている。
そこで日記という型ぐるしい形式でなくても、「メモ書き」程度の実践をすすめたい。
書くこと(日記とメモ書き)
小さいメモ手帳でいい。
私の場合「日記」はコクヨのCAmpusというAサイズのノートを愛用している。
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本格的な日記帳ではない。理由は形式ばると続かないかもしれないし、またこのノートの厚さだと軽いという利点がある。
しかし、今回は小さなメモ帳だ。メモだけを記せるような
軽くて薄いもの
そして
持ち運べるもの
これがポイントだ。
いつでも「気づいたら」メモしたりする。
最近は、無印良品のポケットサイズのノートを使っている。
どこでも持ち運べるし、朝の散歩でも持っていける。
熱いノートは避けるべきだ。携帯用のものがおすすめ。
さてそこに何をいつ書くのか。
正直な思い
を書く。これだけだ。
いま抱えている問題を正直に(なるべき正直でいい)書いてみる。そして
いま自分はどんな「悩み」や「問題」を抱えているのか。を書いてみる。
だいたいが、きっと自分のことか、人間関係のことだと思う。
妻との関係。、同僚や上司との関係。親との関係。友達との関係。などがあるだろう。
これを素直に自分の気持ちを書いてみる。
次にその感情がどう心の中にあって、そして今後はどうしたいのかも書いてみる。
これは一種の対処法ともいえよう。自分の今の心の問題を直視し、今後の問題解決に向けて一歩づつ解決していこうという、一種の決断でもある。
ではいつ書くのがいいのか。
これは早朝だ。早朝だと静かで、自分を見つめるのに非常に最適だ。
もしできれば、軽くストレッチや運動をした後がいいかもしれない。
さらに朝の散歩でも持ち歩き、何かひらめいたことがあったらそこに
ひらめきや気づきの部分を書いてみる。
それと同時に今日もっとも最優先でしてみたいことも書いたりする。
ここで注意したいのが単なる日程のリストアップではないこと。
今、今日、自分が何を一番したいのか。それを優先してみるということだ。
そうすると、自分の思いが徐々に見えてくることがある。
もし海外に行きたいという思いがあれば、その海外の場所を検索し、旅行の計画を立ててみるでもいい。
または、ある本を読みたいとなれば、優先的にそれを注文するということとなるだろう。
心との対話。これが早朝のメモ活動、
いわゆる「朝メモ活」である
そして夜寝る前に、もう一度これを見直す。
すると朝決めたことが、できていたのかどうかを確認することができるだろう。
これを繰り返すことだ。日記のようにだらだら文章を書く必要はない。
メモ書き程度でOK!
朝の活動はメモ活から
自分を見つめる時間を確保する。
これが「早朝」だ。こんな時間はあまりとれない。
そのためには朝早く起きて、夜早く寝る。
それが身体の影響によい影響を与える。自律神経のバランスにもいいだろう。
さらに、メンタルの面をケアーすること。
これが、朝の「メモ活」となる。
まずは即実行しかない。明日から、いや今からメモを買ってきて、メモをしていく。
毎日の記録、自分の心の記録が一週間、一か月、一年をたまっていくことで、100年時代を大切に生きることができる自分を発見できると思う。