【湯布院の旅】家族で歩いた由布院2泊3日‐湯の坪街道と金鱗湖、旅館「梅園」。韓国人が魅了される湯布院とは。

旅の記録

今年の冬は福岡経由で湯布院家族旅行。3泊4日という短い旅だったけど、私にとってはかなり満足できた数日だった。いや私だけでない、家族もそうであった。

福岡で1拍。湯布院へ移動して、湯布院で2泊という旅程だ。この旅程を組むために数か月かかった。

湯布院は人気の旅行スポットで、人も多かった。特にある程度予想はしていたが、韓国人旅行者の多さにびっくり。どこにいっても韓国人だけ。

韓国の仁川空港から福岡空港まで1時間数分で行けるから、特に別府や湯布院は人気スポットになってるらしい。私たちも韓国からという点では、韓国人旅行客と変わらないのだが。

今回は韓国人の目線からも、どうして湯布院が人気なのか、語ってみたい。

特急ゆふいんの森号に乗る

まずゆふいんへの旅へは、特急ゆふいん号に乗るのであるが、事前予約をしておいた方がいいだろう。当日もほとんど満席だった。また、座席は進行方向の右に乗ることを勧められている。よって、事前予約でそんなおすすめの席を確保する。

ただ予約は1か月前からということだ。私もそれに合わせて、予約をしたのだが、すでに1号車の前の座席は取られていた。ここは運転席や列車の進行方向すべて窓ガラスになっていて、列車に乗りながら、前方の景色が見えるのだ。

よって、私は反対の最後尾の列車である4号車の席を取った。実際には後ろを見る機会というか、それほど、見る価値はなかったように思われる。ただ、席はどっちでもよくて、進行方向の左の景色も山が連なる景色を見れるから、それはそれなりにいいとは個人的にはそう思う。

右側の席に乗ると、見どころは「大根を切ったような形」をした山が見えること、そして阿蘇野(あまがせ)を過ぎたあたりで右側に見える滝、慈恩の滝(じおんのたき)が見えてくる。とにかく、湯布院に近づくと窓外の景色は大自然の中に列車が入り込むという感じを受ける。

これには、妻である韓国人はまず感嘆していた。韓国にはあまり見られない不思議な風景なのであろう。

福岡駅で駅弁と温かいお茶をコンビニで買って、列車の中で食した。これも韓国では「駅弁」文化はないから、体験としては非常にいい思い出になるのだ。私たちはデパート内にある弁当にした。こっちのほうが安くて、おいしそうだったからだ。

車内では売店など往来できるのであるが、けっこう列車が揺れるので、列車内を歩くにはやや不便はあった。内装が木目を活かした車内デザインで、列車の旅だという実感はあった。1989年に運行を開始したとあるから、もう35年目ということもあって、やや列車の中でも古い方に入るのではと思う。

帰りはバスをと思って、予約をしようと思ったが、すでに満席。で結局帰りもゆふいん号に乗って福岡へ向かうこととなった。ただ後でも述べるが、直前になると席は空くということだ。

旅館・梅園へ

湯布院駅到着。

駅から見える景色に圧巻。湯布院岳に丸い雲がかかっている。

夕暮れのゆふいんの街も見ごたえがある。特に私は早朝と夕刻のゆふいんに心が惹かれた。

さて、ここから旅館「梅園」に向かうのだが、その前にスーパー「イオン」へと徒歩で向かう。旅館の周辺にはコンビニやスーパーがないとのこと。ここで、旅館内で食べたり飲んだりできるものを買うことをすすめたい。イオンの2階はダイソーになっている。

買い物を終えて駐車場にでると、ちょうどタクシーが目の前を通る。すぐにタクシーをつかまえて、そのまま旅館へと向かった。これには旅のさい先運がよかった。歩いたらけっこうする距離なのだ。駅前のタクシーは長蛇の列のようだった。

そして、旅館「梅園」に着く。下の写真は朝の写真で、旅館の外観だ。風情があって、旅館全体がどこか真心をもって来客を出迎えてくれる。旅館の景観からすでにおもてなしを受けているという感じだ。

https://www.yufuin-baien.com 梅園の公式サイト

旅館「梅園」周辺の散歩道

ここは本館と離れの2種類の部屋がある。我々は本館の部屋だ。部屋は「離れ」もいいが、「本館」でも充分だし、食事をするにも本館が便利だと思う。また「離れ」は本館に行くにも歩く。冬は寒いかもしれない。

旅館「梅園」のロビー
家族湯 予約制ではないが、空いていることが多いから、心配しなくていい。いつでも入れると思う。

我々家族は4人で、部屋は3~4人がちょうどいい。布団とベッド2台がある。

温泉は家族湯と男湯と女湯がある。家族湯は予約制ではなく、空いていれば入ることとなる。その際に温泉の入り口に札をしておく。この札があると、他の客が利用していることとなる。

家族湯は比較的空いてることが多く、夕方から夜は空いていることが多かった、朝の方が利用客が多いように思える。お湯に関しては家族湯の方がややぬるく、男湯の方が私には適当な熱さだった。

部屋には浴室はない。トイレと洗面所だけがある。それでも不便はなかった。洗面台も広々としていて、使い勝手がよかった。

何よりも、夕食と朝食には大満足。2泊とも夕食付きで宿泊。夕食を外食で済ますことは避けた方がいいと思う。やはり、食事は旅館で済ますことを勧めたい。

特に夕食は多彩な食材もさることながら、若い人からお年寄りまで、満足するメニューだったと思う。外国人のスタッフも日本語が達者だ。韓国人のスタッフもいる。

金鱗湖と湯の坪街道

朝起きて、旅館「梅園」の中を散策。ぜひ朝は周辺を散策したいものだ。景色は最高だ。

朝食を済まして、湯の坪街道へ徒歩で向かった。何よりもそこに着くまでの途中の景色に魅了された。やはり、「旅」は現地を歩くことがいい。

自然の中を湯の坪街道までグーグルマップを手に歩く。周りに観光客はいない。雄大な大分の自然と我々だけ。これぞ「旅」の醍醐味。

実はコロナが終息して以降、家族で旅行するのは初めてだった。冬なのに春のような日差しと温かさ。天候には本当に恵まれた。韓国は寒波だというのに。私は結構「旅」に関しては晴れ男なのだ。

やはり朝の湯布院の景色だ。湯布院の旅館に泊まったら、ぜひ周辺や湯の坪街道までは歩いて観たい。15分ほどで湯の坪街道まで歩ける。

川の水なのか用水なのか、水は本当にきれいだ。湯布院の水も癒しを与えてくれる。

杉の木々も絵になる散歩道。韓国の人はこんな「杉」の形にも神秘性を感じる。

茶屋だろうか。まだ早いためか閉まっていた。

さてまず到着したのは金鱗(きんりん)湖。ここ金鱗湖は温泉水と清水が混ざる湖のため水温が高く、秋〜冬の早朝に湖面から霧が立つ。ちょうど我々もこの朝霧をみることができた。

湖から霧がたつのは実際にみても神秘的だった。というより、湖の水が温泉水で水温があったかいのに、どうして鯉が泳いでいるのかも不思議だった。

金鱗の名は明治時代、毛利空桑(もうり くうそう)という儒学者が夕日に照らされて金色に輝く魚の鱗を見て「金鱗湖」と名付けたと伝えらている。鯉を含めた魚が神の化身なのかもしれない。

さて娘の着物体験を終え、いよいよ湯の坪街道へと足を運ぶ。

ちなみに私たちが利用した着物レンタルは4000円でヘアーのセットは1000円ということで5000円という値段。金鱗湖の周りを着物を着て写真を撮りながら散策。着物の着付けはほんとに気に入ったらしく、家族は口をそろえてみな親切だったというのが感想だ。

日本の観光が人気なのはそんな日本人の「おもてなし」なんだろうか。

湯の坪街道は何よりも、食べ歩き。そしてその街道を一直線にお店が並んでいる。迷うことはない。道なりに進めばいいのだ。

金賞コロッケ、抹茶アイスラテ、カレーコロッケ、からあげなどなど。韓国人にはそんな食べ歩きが気楽に食べれて楽しめるようだ。韓国にも屋台みたいなものはあるけど、これほど多彩ではない。また観光地にこれだけの食べ歩きのできるアイテムはないのではと思う。

旅館を9時半ごろ出発。着付けがあって、湯の坪に着いたのは12時ごろ。すでに人はごった返している。まるで原宿の竹下通りを歩いているようだ。

そこから駅に向かうというコースだった。やや下り坂で、お土産屋にはいったり、食べ歩きしたりと、駅までは1時間から2時間だったと思う。

途中途中公衆トイレがある。これはほんとに日本の観光客への思いやりなんだと実感。また、由布院観光の復興のためのアイテムの一つかもしれない。

駅の近くの「湯だまり食堂」で郷土料理を食べる。ここは一食1000円程度の手頃の値段がうれしい。地元の気楽に入れる食堂といった感じだ。

「湯だまり食堂」は団子汁、牛丼、うどん、チキン南蛮と、メニューはこんなところだろうか。どれもおいしい。

湯布院駅。その時は内装の工事をしていた。その手前はバス停がある。福岡空港や博多駅に行く。別府にも行く路線がある。旅館の人から聞いた話だが、満席になっていても、前日にはキャンセルなどが出て、席が空くのだそうだ。でも不安だからバスが取れないと、列車の方を高くても取ってしまう。

また、湯布院に泊まり、次のコースとして別府へのコースとしてバスの利用が便利だそうだ。やや、名残惜しい気持ちもあったが、それも「旅」の中で味わう経験だと思って、バス停を横にまた来た道を金鱗湖方面に歩いた。そろそろ夕刻に近づいていた。

ちなみに下の写真は、由布院を代表するロールケーキ専門店で、名物の「Pロール」。ふわふわのスポンジと軽い生クリームのバランスが絶妙で、観光客にも地元の人にも人気。売り切れることが多いから、午前中に行くのがおすすめ。ゆふいんの森号にも販売しているそうだ。

自然の中を

湯の坪街道を大体制覇して、旅館への岐路。また徒歩で来た道を歩く。日本的な平凡な道。

山と川があり、夕刻の中を歩く。この時間が一番気に入ったと、韓国人の妻と娘そして義母は話していた。今回は私が全部コースを練って計画し、彼らを案内した。

こんな平凡な日本の景色が最高だったとは意外だった。もしかしたら、他の韓国人観光客も、日本のこんな平凡な田舎道を気に入っているのかもしれない。

私は日本人として日本をまた客観的に見ること、そして日本の風景の人に与える神秘的な底力みたいなものを感じた。金鱗湖の魚、杉の木々、川の水、湯布院岳の雲、そして澄み切った空。

その後、私は一人福岡に残り、故郷の東京へと向かった。娘は空港で日本を発つ名残惜しさに涙した。

カズ

こんにちは!韓国の大学で教員をしている「カズ」です。
人生の後半を迎える人々に、「旅」や「散歩」による「日本再発見」の魅力を発信しています。

特にこのブログでは、

旅の体験記録や、散歩で出会った自然や文化、そして読書を通じた新しい学びを通して「日本再発見」さらには「自分発見」を目指しています。

「人生は何度でも輝ける」をモットーに、50代からの生きがいを探している方に役立つ情報を発信中です。ぜひ一緒に「旅」を楽しみましょう!
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