一時帰国するたびになぜか寄ってみたいところがいくつかある。そのうちの一つが四ツ谷駅周辺だ。
JRで東京駅から新宿駅に向かうたびに四谷駅に停車する。さらに、もし成田からリムジンを利用して新宿に行く際にも、ニューオータニや赤坂見附周辺のお堀(外堀)が目に入る。
そのたびに学生時代に四ツ谷駅の周りを歩いたり、ランチをしたりした思い出がよみがえる。私によって四谷駅周辺は永遠の散歩道になっているようだ。
今回はそんなよく歩いた四谷駅周辺の散歩道を紹介したい。
四谷駅から土手まで
学生時代は四ツ谷駅と大学を行き来する毎日だった。それでも散策や一息つきつきたくなると、グランドの横にある土手に入り、迎賓館を眺めていた。時間つぶしに寄ったところは、大学の図書館。そしてこのお堀の土手もしかりだ。もし時間が許せば、さらにそこからホテルニューオータニへの方向へ歩き、迎賓館へ向かう。これが一連の空き時間の散歩コースだったように覚えている。
そして帰りがけではないが、赤坂御用地を一周回ったり、国立競技場まで足を運ぶことがあった。とにかく都心にあって気晴らしで散歩するにはちょうどいい場所が、いつも身近にあったのは恵まれていると思えてならない。
今回は帰国の際にも、四谷駅周辺と決めて、土手から迎賓館までを歩くことにした。まずは四ツ谷駅だ。ここは「アトレ四谷」という小さなショッピングモールがある。スタバ、ゴンチャ、成城石井、ポールというベーカリー屋が入っている。いつも人はいっぱいで満席だ。
用はなくても、四ツ谷駅を降りるとここを通てしまう。四谷に来たという気持ちを与えてくれるところだ。学生のときは「アトレ四谷」はまだなかった。あってもあまり利用はしなかっただろうと思うが。
ただこのアトレにくる目的は一つ。ここから大学がよく見えるということだ。

そして歩道を渡れば、いよいよ散策コースの土手がみえる。まっすぐにつらなる桜の並木道だ。ここはやはり4月に来たいものだ。ただいつ来ても眺めはさすがにいいのである。特に迎賓館と赤坂御所がすべて見渡せる立地は最高だ。
以前4月に来た時の写真はこちらだ。

今回はこんな感じ。で桜は咲いてはいなかったけど、土手から見える景色はいつきてもいいものだ。

冬だったからか、往来する人も少なかったからか、座っていきなり簡単にスケッチを始めることにした。ここでスケッチをするのは初めてだった気がする。私は常にスケッチはここでしようと決めては描かない。思いついて描こうと気が向いたら描くことにしている。
しばらくは土手で日向ぼっことスケッチの時間に費やした。時間が止まり、不思議と癒される時間と場所だ。

土手から迎賓館まで
右にグランドを見ながら、ホテルニューオータニの方角へ歩く。土手の道が切れて右に折れるといよいよ「迎賓館赤坂離宮」が見えてくる。道なりに行くと遠くに大学の校舎が聳え立っている。ここからの眺めも個人的に好きだ。
迎賓館の入り口が見えてきた。迎賓館の入り口を手前に、横断歩道を渡ると、「若葉東公園」という名の広々とした公園がある。昔ここのベンチで座ってくつろいだ思い出がある。四谷駅周辺でも一息つける場所かと思っている。
さらにそこから迎賓館の反対方向に中学校があり、そのすぐ横にも小さな公園がみえる。「四谷見附公園」という公園だ。高さが32メートルほどの大きなプラタナスが目立つ。その日、私はこれに見とれてしまった。

天気もよかったせいか、ここでもまたスケッチをした。小さな手帳ほどのスケッチブックはどこでもすかさず絵を描きたいときに取り出せて重宝する。

ここは赤坂離宮前公園として開園したときからすでにあった木だそうだ。新宿区はこのプラタナスの木を、だれしものが親しみのもてる木の30選として選出している。
迎賓館と静かなカフェ
さてこの若葉東公園にはCAVE D’OCCI(カーブドッチ)迎賓館なるカフェがある。ここはオリンピックを機にオープンした。
内閣府が休憩施設を整備することとなり、カフェ運営事業者を募り選ばれたのがこのCAVE D’OCCI(カーブドッチ)迎賓館。あまり目立たないのだが、公園にあるエレベーターで地下に降りるとカフェに入ることができる。
迎賓館が水曜日閉館なので、カフェも水曜日がお休み。9:00から17:00営業時間。(ランチは11:00~15:00)ただカフェを利用しなくても、空席があれば利用できるようだ。ランチはパスタ、サラダ、グラタンなどがある。
落ち着いた店内に、円形の作りになっていて、噴水を囲む構造になっている。迎賓館を見学したり、散歩がてらランチをしたりする人が寄っているようだった。150席だからけっこう広々とした空間というイメージで平日だからか席は空いていた。でももしかしたら、週末は混むかもしれない。

私は迎賓館ロールとやらを注文。金色の迎賓館のデザイン。これだけ注文してゆったり読書をしたり、旅の日記を書いたりした。噴水を見ながらゆったりした時間を過ごすことができる。

四ツ谷駅から大学の横の土手を歩き、迎賓館への散歩道。そしてここ迎賓館前のカーブドッチ迎賓館で一息ついてランチやカフェタイムを過ごすことができる。魅力的な散歩道だ。
明治時代の西洋宮殿建築の迎賓館を見学するのもいいし、赤坂離宮周辺を一周するのもいいと思う。
<迎賓館の入場料>
庭園:300円
庭園と本館:1500円
庭園と本館と別館:2000円
また時間があれば、駅の方へ戻り、コモレモールという商業施設に立ち寄るものいい。コンビニ、スーパー、ドラッグストアー、100円ショップ、飲食店などが揃っている。学生時代はなかった施設だ。その時はとなりの新道通りでランチをしていた。
四谷は私にとって東京の指折り数える、永遠の散歩道だ。また時期を変えてきてみたいところだ。
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