名古屋の観光を終え、ホテルをチェックアウト。
名古屋駅を出て、新幹線で東京に向かう。
東京では一泊を予定していた。そんな中とりあえず安くて駅に近い場所を探す。
東京駅から二駅の新橋だ。
ここに安心お宿というカプセルホテルがある。以前新宿の安心お宿を利用したことがあった宿でもある。
新宿でもよかったが、夜も遅く、そこまでは東京からは距離があると思い、とりあえず新橋を選んでみた。今まで宿泊しなかった場所に宿泊するのも非常に勉強になる。
実は新橋はビジネス街という印象はあるが、周辺地域や観光地からのアクセスもいい。
東海道本線利用 ➡ 熱海、伊東
横須賀線 ➡ 鎌倉 横須賀
渋谷、新宿、上野といった繁華街にも出れる。
成田、羽田への直通も可能だ。
新橋の鳥森口からすぐだった。新橋と言えば鉄道のある広場がある。これは「SL広場」だ。鉄道の歴史を感じさせてくれる場所だ。小さいころ鉄道の模型が好きだったことが思い出される。
周りは食堂やコンビニ、ドラッグストア、喫茶店、クリニックなど多く何かと便利だ。そして汐留までも近い。これはもう観光地だと思った。外国人居住者も多いと聞く。
私も以前日本にいたころは時々新橋によっていた。ニュー新橋ビルなどでビジネスマン用のシャツやスーツを見るためだ。新橋は色々な面で楽しめる町だと思う。中高年にとってはという限定付きで。
その繁華街にこの「安心お宿」はある。
さて、この安心お宿は一泊4000円から週末や連休はやや高く8000円ほどだろうか。
とりあえず1泊宿泊には非常にコスパの良いホテルだと思う。
特に2階のラウンジにはイスとテーブルがあって、常時ライスとみそ汁さらにふりかけが置いてある。だから、夕食はコンビニとかでおかずを買い、ここで立派な夕食をいただける。
朝はカレーが出る。二種類あって二つの味を楽しめる。そしてドリンクも飲み放題だ。粗末な感じはあるかもしれないが、私には十分な朝食をとることができた。
朝食に関しては旅行ではホテルのバイキングもいいのだが、簡素なみそ汁とご飯と少々のおかずのほうがいいときもある。日本人はそのほうがいいのではと思ったこともある。
トーストにコーヒーでもいい。モーニング感覚で朝を済ませる。これも旅行の楽しみ!
そしてこの宿は何よりも大浴場があるのも魅力だ。大浴場と言っても、それほど大きくはないが、お風呂に浸かれるのはありがたい。小さなサウナもある。
朝夜は風呂と決めている人は満足が高いと思う。
ただやはり狭いという感はまぬがれない。それがやや不便だった。
人にぶつからないように気を遣う。これが日本のマナーだから、狭さのゆえかそれを気にすることが多かった。新宿の宿はここよりはやや広い感じはあったが。
新橋の駅のすぐ近くだから、新橋の繁華街や東京周辺を散策したり、食べ歩きできる。
内幸町、霞が関、虎ノ門とサラリーマンの多い町ゆえにサラリーマンの聖地などと言われている。
ただゆったりすごしたいシニアにはやや不向きかもしれない。喧噪な繁華街であり、電車の音も聞こえてくる。駅に近いということからしょうがないともいえるが。
安さを選ぶか、立地を選ぶかであろうか。
ただ昭和のレトロな雰囲気の残る飲食店、喫茶店があるゆえか、もしかしたら昭和生まれの人は楽しめるというメリットもあるだろう。
1872年に新橋と横浜間で鉄道が開通したことを記念して、このSL広場が設けられたのである。
実際には1909年に上野間で開業した鳥森駅が現在の新橋駅。鳥森とはカラスが集まる森だったところから名づけられた。
とりあえず一泊するという気分で宿泊する。
それでも近代の日本や昭和のレトロを感じることができるのは、シニアにはいい宿泊地ではないか。
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