【名古屋の旅】50歳を過ぎて熱田神宮に参拝する意味。日本人にとっての熱田神宮。

旅の記録

今回名古屋に宿泊しながら、熱田神宮参拝を選んだ。

それは、このブログの目的でもある、

人生後半における「生きがい」探しの一環

そして

日本人として生まれたことの意味や日本文化を再発見すること

ということからであった。

神宮に参拝する意味は何だろうか。

熱田神宮を参拝する意味

この神宮をあえて参拝しる意味は、何よりも今まで人生を生きてきたことへの感謝とこれから第二の人生への決心だった。

だから50歳を過ぎるとやはり日本の根源でもある神社や神宮が恋しくなるのではないだろうか。これは当然な成り行きかもしれない。その中でも歴史が深く、日本の神話に関係の深い「熱田神宮」はシニアにとっては最適のお参り場所だと思われる。私はこの熱田神宮は初めてだった。

神話や書籍などで熱田神宮のことはよく知っていたが、実際に足を運ぶのは初めて。

今回参拝してよかったことの一つは、この熱田神宮に祭られている「草薙剣(くさなぎのつるぎ)と神宮の関係を勉強できたことであるかもしれない。

この剣の背景を話すと、

素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した神剣である、「あめのむらくもの剣」を天照大御神に献上したことから始まる。

天孫降臨、つまり瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が降臨するときに、この剣を天照大御神が瓊瓊杵尊に授けた。その後第12代の景行天皇のときに、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国平定をするために、倭姫命(やまとひめのみこと)からこの剣をもらいうけ、草をなぎ倒したことから、「草なぎの剣」と名付けられたのである。

そののちこの熱田の地に三種の神器の一つとして、草薙剣が奉納されているということ。何よりも日本武尊は古事記でも非常に文学的に語られている日本神話のメインかもしれない。日本人の精神がそこに宿っているといっても過言でもない話である。

さて、

この古代から現代に続く歴史は、熱田神宮に参拝すると、本宮の入り口に年代別にわかりやすく掲示板がならべてある。これを一つ一つ観覧することをすすめたい。

この機会だから、時間はかかるが、一つ一つ足をとめて読んでみた。

適当に見過ごしてしまうことも多いかもしれないが、非常にわかりやすく古代から近代そして現代までの熱田神宮の由来が記載されている。

時間の余裕があれば一つ一つ読みながら参拝をしてみたい。

アクセスしやすい神宮

私は名古屋は初めてだった。それでも名古屋駅から地下鉄で神宮前まですぐに行けることに驚いた。これだけアクセスがいいとは思わなかった。名古屋は短期間で観光ができる場所だと改めて感じた。

しかし、その日は日本海側は吹雪、太平洋側も雪が降っていた。ただそれが幸いしてか、神宮の境内の景色は非常に神秘的だった。

見事な雪化粧に包まれていた。

こんな景色もめったにみることができないだろうと思った。

神宮前の駅は食堂やらカフェなど、飲食店が立ち並んでいて、観光するにも最適だと思った。

熱田神宮参拝後に、ここで食事をとったり、お土産を選んだり、カフェでくつろいだりできそうだ。私は団子をいただいた。

駅から神宮に入るとなると東門から入ることとなる。

掲示板の地図を確認するとこうだ。赤い印が東門。

熱田神宮参道と末社

熱田神宮の魅力は色々あると思うが、末社の多さかもしれない。

こちらの鳥居が正門

境内にはきしめんの食堂がある。そとで食べることとなっていて、この日は寒かったので、私は注文をしなかった。お昼時は列に並ぶほど人が多い。

その周りは池になっていて、落ち着いた庭園となっている。岩が亀の形に似ている。

これこそ日本人の魂の象徴だと思った。楠そのものをご神体とする世界。

私は海外在住だからこそ、この樹木への熱い信仰が日本人を作ってきたということが理解できる。

日本人は自然と一体であり、そこに神々を見てきた。自然への畏敬心。そこから、すべてのものに感謝と愛情をこめていく。神社にはやはり樹木が似合うものだ。

いやこれこそがご神体であり、信仰の対象なのだ。

さていよいよ本宮だ。

草なぎの剣。三種の神器の一つ。名古屋の旅で神々しい思いを抱かせてくれる瞬間であった。今年も無事にこうして年を向かられる。さらに、第二の人生。後半の人生を迎える考え深い瞬間だ。

神社、神宮とはそんな自らを省みさせてくれる貴重な場所だ。

織田信長も桶狭間の戦いの勝利を御礼にこの塀を寄進。やはり、われわれは、人生の節目節目を熱田神宮や伊勢神宮に感謝の気持ちを伝えることは大切だと再確認した。

そのあと宝物館に立ち寄った。

今回は吉兆の神獣ということで、動物を神の化身として敬い、さらにはそこから神の意志を感じ取ったという内容を学ぶこととなった。

そうだ。日本人にとって動物とは何か。シカ、さる、くま、きつね。

私の家にも猫がいるが、やはり動物はどこか我々に何かを伝えてくれる存在として貴重ではある気がする。

新たな歳を迎えると同時に

50代の私にとって、熱田神宮の参拝は意味あるものとなった。

寒い雪の降る日であったが、この雪化粧もすばらしいシチュエーションとなったと思う。

やはり、「旅」は予想のできない贈り物をいただくことができるからうれしい。

今回の熱田神宮の参拝の感想をまとめてみた。

今回の日本発見
熱田神宮の歴史の深さ
末社の多さからくる、神社の成り立ちや背景
今回の生きがい探し
人生後半の神社参拝の意味
今ままでの人生への感謝とこれからの決心

購読ありがとうございました。

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